瞑想と脳波

瞑想と脳波

瞑想とは

と聞かれたら

まあそうですねぇ。

心を平穏にするための技術

ともいえますし

内観術

ともいえますし

ハイパフォーマンスを出すための技術

ともいえますし

脳波を意識的に操る技術

ともいえます。

まあもっといろんな言い方もあるかと思いますが、まあこんくらいにしといて。

はい。

で、ひとまず脳波の説明をさせていただきますと、脳波には今のところ5種類ありまして

〜γ(ガンマ)波〜

・30ヘルツ以上

・強い不安を感じるときや興奮しているとき、強く集中しているとき、また幸福感を感じているときにも現れる

・計測が難しく、またθ波を基本波としてほぼセットで現れる

・ワーキングメモリなどに深く関与しているといわれている

・天然の抗うつ剤ともいわれる

〜β(ベータ)波〜

・14~30ヘルツ

・緊張しているときや多少のストレスがあるときに現れる

・通常覚醒時はβ波

〜α(アルファ)波〜

・8~13ヘルツ

・安静時や落ち着いているとき、目をとじているだけでも現れる

〜θ(シータ)波〜

・4~7ヘルツ
・深くリラックスしているときや眠りが浅い段階で現れる

・θ波は海馬と深く関わりがあり、θ波が活発なときは記憶力や集中力が向上しているといわれる

〜δ(デルタ)波〜

・熟睡時や昏睡状態のときに現れる

・脳や活動が最も落ち着いた状態

というふうに分類されています。

周波数については参考文献により多少の違いはありますが、概ねこういう分け方になっています。

この中で「瞑想状態の脳波」はα波、θ波、γ波でありまして、チベットの瞑想慣れした高僧なんかはγ波が振り切れるくらい検出されるそうです。

ここで間違っちゃならんのはγ波でも瞑想中の脳波ですので「強い不安や緊張」を感じているのではなく、もちろんその高僧は超集中状態なんですよー。

じゃあなんで「超集中状態」と「超不安、超緊張状態」の脳波が同じなんや?

と疑問がわくかと思いますが、ここで私の勝手な仮説を入れますと、脳というのは極度の緊張状態に置かれると「このままじゃヤバい!」と判断し、私たちをリラックスさせようと頑張ります。

何がヤヴァいのかといいますと「超緊張状態」にあると脳内の連携がうまくいかなくなるからです。

まあそりゃそうですよね。

つか、経験的にも想像つきますよね。笑

緊張したらてんやわんやしますもん、人間。

で、なんで脳の連携がうまくいかなくなると脳的に困るのかというと、判断を誤ってボディーが「死ぬ」かもしれんからです。

このご時世です。

我らもそんなほんとに死ぬようなことでしょっちゅう超緊張してるわけじゃあない。

んなわけあるかい。

だけども脳的には長い長い「ウホウホしてるような時代」の中で培われた昔むかーしからある「こんだけ緊張するって命に関わるときだけやったやん?!ねえ、そうでしょ?!」的な本能的プログラムが存在してるので、まあ脳がいちいち「死ぬかもしれんやん!」ってビビるのは致し方ないのです…。

許してやってつかぁさい…。

というわけで脳内連携分断パニックなんてことが起こるのは、脳的には生き残るという「生存プログラム」に大いに反するわけです。

そんなの「ダメ。絶対。」なわけです。

そんなわけで

脳が超緊張状態にあると正しい判断を下せなくなる

脳的には「命に危険が迫ってる」となる

とりまリラックスしろと命令を下す

脳の連携がうまくいく

脳的に「これでよし!(なはず!)」

となるわけで、なので超緊張状態には超集中状態と同じ脳波がでるんだろうなと、考察するわけです私的に。

緊張したときにリラックスしようと脳が働くのは

『痛すぎると笑いが出る』

ってのと同じ仕組みですね。

脳は私達のストレスを解放しようとあれやこれやと頑張ってくれてるわけですよ。はい。

また「ゾーンに入る」という状態はα波とβ波の間の12~15ヘルツといわれていて、ゾーン状態とは

「α波のリラックスとβ波の緊張を混ぜた状態」

つまり

「リラックスしながらも集中している状態」

と、脳波的にもいえるわけです。

なるほど、おもろいですね。

まだまだ解明されてないことが多い脳ですが、この脳の性質と脳波を使いこなすことで何かといいことがあるわけです。

そんなわけで『瞑想』がいいぞってわけです。

瞑想の効果としてはいろいろ言われてますが

・パフォーマンスが上がる

・感情をコントロールできるようになる

・抗うつ、抗不安作用

・認知症にも効果がある

・多動などの発達障害にも効果がある

・記憶力が上がる

などなどさまざまなステキな効果があるようですし、毎日20分やるだけでもたった3週間で瞑想をやっていない人との歴然とした差が何かしらの実験結果で出たそうで(元文献を追ってなくてすんません)、また続ければ続けるほどそのプラスの効果は拡大していくそうです。

こりゃやっていく価値ありやね。

私、やってなかった。笑

私もやろーーっと!

ちなみに子どもの脳波はθ波優勢だそうです。

θ波優勢ってことは海馬が活発ってなわけで、そりゃいろんなことをさっさと覚えるわけですなぁ。

ふむふむ。

それでは次は『瞑想の種類とやり方』について書こうと思いますです。はい。